編み針の号数と毛糸の太さ対応早見表【かぎ針・棒針】
結論・要約
棒針と、かぎ針の「3/0号」は同じ太さではありません。まず針に刻印されたmmを確認し、毛糸ラベルの適合針とゲージを基準に試し編みします。目数が多すぎれば太い針、少なすぎれば細い針へ調整するのが基本です。
針の号数だけで選んでいませんか?最初に種類とmmを分けて確認
編み針の「号」は、日本でよく使われるサイズ表記です。ただし、棒針の5号とかぎ針の5/0号は別の体系なので、数字が近くても同じ太さとは限りません。さらに、海外の編み図では号数ではなくmm、US、UK表記が使われることがあります。買い足しや代用の前に、次の順番で見れば混乱しにくくなります。
- 棒針か、かぎ針かを確認する
- 針の号数をmmへ置き換える
- 毛糸ラベルの「使用針」と「ゲージ」を見る
- 10cmの試し編みで目数・段数を測る
「3号の針」とだけ書かれたメモは危険です。棒針3号は3.0mmですが、かぎ針3/0号は2.3mmが一般的です。同じ「3」でも、針の種類を省略しないで記録しましょう。
棒針とかぎ針の号数は何mm?換算表で確認
下表は日本で流通する一般的な目安です。製品にmmが刻印されている場合は、号数より刻印を優先します。棒針は0号から15号までが主に0.3mm刻み、かぎ針は2/0号以降で太さの増え方が一定ではありません。
| 棒針 | mm | かぎ針 | mm |
|---|---|---|---|
| 0号 | 2.1 | 2/0号 | 2.0 |
| 1号 | 2.4 | 3/0号 | 2.3 |
| 2号 | 2.7 | 4/0号 | 2.5 |
| 3号 | 3.0 | 5/0号 | 3.0 |
| 4号 | 3.3 | 6/0号 | 3.5 |
| 5号 | 3.6 | 7/0号 | 4.0 |
| 6号 | 3.9 | 8/0号 | 5.0 |
| 7号 | 4.2 | 10/0号 | 6.0 |
| 8号 | 4.5 | 12/0号 | 7.0 |
| 9号 | 4.8 | 15/0号 | 8.0 |
| 10号 | 5.1 | ジャンボ7mm | 7.0 |
| 11号 | 5.4 | ジャンボ8mm | 8.0 |
| 12号 | 5.7 | ジャンボ10mm | 10.0 |
| 13号 | 6.0 | ジャンボ12mm | 12.0 |
| 15号 | 6.6 | ジャンボ15mm | 15.0 |
ここで起きやすい失敗は3つあります。第一に、棒針3号をかぎ針3/0号の代わりにすること。3.0mmと2.3mmなので、細編みなら目が詰まり、糸を引き込みにくくなります。第二に、海外の「4.0mm」を日本の4号と読み替えること。日本の棒針4号は3.3mmなので一致しません。第三に、レース針の号数を通常のかぎ針と同じ表だと思うことです。レース針は細い番手の別体系です。
毛糸ラベルは「適合針」よりゲージを優先する?
ラベルの使用針は、その糸で編みやすい範囲の目安です。近くに「棒針6〜8号、21〜22目・28〜30段」などとあれば、指定針で編んだ10cm四方の標準値を示しています。かぎ針の場合は「細編み」や「長編み」など、編み方も併記されるので、同じ編み方で測ることが重要です。
作品の編み図にゲージがある場合は、毛糸ラベルの数字より作品側を優先します。例えば編み図が20目・28段なのに、自分の編み地が22目なら、10cmの中に目が多すぎて一目が小さい状態です。棒針を3.6mmから3.9mmへ、かぎ針を5/0号から6/0号へ試すなど、太い針へ一段階動かします。反対に18目なら目が大きすぎるため、細い針を試します。
ただし、横目数が合っても段数が合わないことがあります。縦横の両方を確認し、洗う作品なら編み地を軽く整えてから測ります。モヘヤのように毛足がある糸、伸縮する糸、太さにムラのある糸は、定規を押しつけると数字が変わるため、編み地をつぶさずに測るのがコツです。
代用針で目数はどう変わる?編み直す前の判断
針を太くすると編み目の輪が大きくなり、一般には10cmあたりの目数が減ります。細い針なら目が詰まり、目数が増えます。サイズ変更と目数の関係は次のように考えます。
| 試し編みの結果 | 編み地の状態 | 次に試す針 | 起こりやすい変化 |
|---|---|---|---|
| 目数が多い | 目が小さく詰む | 0.3〜0.5mm太くする | 10cmの目数が減る |
| 目数が少ない | 目が大きくゆるい | 0.3〜0.5mm細くする | 10cmの目数が増える |
| 目数は合うが硬い | 糸が曲がりにくい | 0.3mm太くする | 柔らかくなるが寸法を再確認 |
| 目数は合うが透ける | 穴が目立つ | 0.3mm細くする | 詰まるが手触りが変化 |
例えば、指定が20目・10cmで、実測が22目だった場合、全体の作り目をそのまま増やして寸法だけ合わせるのは危険です。模様の繰り返し、袖ぐり、減らし目の位置まで変わるからです。まず針を一段階太くして再試作し、それでも合わない時だけ、編み図の計算をし直します。
逆に、マフラーの幅やバッグの厚みを優先する作品では、適合針からあえて太くして、ゆるい編み地を作ることがあります。代用は間違いではありませんが、「針を替えたらゲージも編み地の伸びも変わる」と理解して使いましょう。棒針ならメリヤス編み、かぎ針なら指定された編み方で、少なくとも10cm以上の試し編みを作ると判断しやすくなります。
海外表記の編み図ではmmを共通言語にする
海外パターンのUS号やUK号は、日本の号と一対一で置き換えられないことがあります。同じ「サイズ8」でも、棒針かぎ針の別、国の表記、年代で意味が変わるため、翻訳表だけで決めると失敗します。パターンに「4.5mm」とあれば、そのmmの針を使うのが安全です。手持ちの針に対応サイズがなければ、4.2mmと4.8mmのように近い候補で試し編みを比較します。
購入するなら、号数だけでなくmm刻印、針の種類、長さやコードの有無まで確認できる号数違いのかぎ針セットや、細い糸から太い糸まで調整できる棒針のサイズセットが候補になります。最終的には道具の表示より、作品指定のゲージに合うかを基準に選んでください。
号数は入口の目安、mmと試し編みが最終判断です。ラベルの適合針を起点に、目数・段数・編み地の硬さを測れば、同じ毛糸でも用途に合わせて針を代用できます。
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よくある質問
棒針の5号は何mmですか?
日本の一般的な棒針では5号は3.6mmです。棒針は0号2.1mmからおおむね0.3mm刻みで太くなりますが、メーカーや海外規格では表記が異なることがあります。針本体のmm刻印を優先してください。
かぎ針の3/0号と棒針の3号は同じですか?
同じではありません。かぎ針3/0号は一般に2.3mm、棒針3号は3.0mmです。「3号」という数字だけを見て代用すると、編み目の大きさが大きく変わります。種類とmmをセットで確認します。
毛糸ラベルのゲージはどう読みますか?
ゲージは指定の針と編み方で10cm四方を編んだ時の目数・段数です。例えば棒針20目・28段なら、横20目、縦28段が基準です。自分の編み地が10cmより横に狭ければ針を太く、広ければ細くして調整します。
ラベルの適合針と違う号数でも編めますか?
編めますが、編み地の密度と風合いが変わります。帽子やセーターのように寸法が重要な作品は、適合針で試し編みをしてから、ゲージが合う号数を決めます。小物やドレープを出す作品では、意図して太い針を使う場合もあります。
目数が合わない時は何号変えればいいですか?
一度に大きく変えず、棒針なら0.3mm、かぎ針なら0.5mm前後を目安に隣のサイズを試します。ただし編む力や糸の素材で差が出るため、号数の計算だけで決めず、同じ編み方の試し編みを10cm測って判断します。
