本ページはプロモーションを含みます

地震で家が壊れたら、片付け前に撮る写真【罹災証明・保険】

最終更新:

結論・要約

火災、ガス臭、建物の傾き、落下物の危険があれば撮影のために中へ入らず退避します。安全を確認できた範囲で、家の外観を4方向、各部屋の全景、被害箇所の全体と接写の順に撮り、元画像を保存してください。罹災証明は自治体、保険は契約先の案内を確認します。

撮影を始める前に、家へ入ってよい状態か?

**写真を撮るために危険な建物へ戻ってはいけません。**火災や煙、強いガス臭、建物の傾き、柱・梁の大きな損傷、落ちかけた外壁や屋根材がある時は離れてください。火災や救助が必要なら119番へ連絡し、自治体や消防、建築の専門家による確認を待ちます。

安全な場所から外観だけ撮れるなら、道路にはみ出さず、電線・塀・瓦・看板などが落ちる範囲を避けます。屋根の状態を写すために、はしごへ上ったり、隣家や立入禁止区域へ入ったりしません。余震が来たら撮影を中断し、落下物のない場所へ移動します。

室内へ入れる状態でも、底の厚い靴を履き、出口までの経路を先に確保します。割れたガラスや倒れた家具を動かす前に、入口から部屋全体を撮ります。厚手の作業用手袋は安全確認後の記録作業で手を守るためのもので、損傷した建物へ入る安全を保証する装備ではありません。

見つけた状態撮影より先にすること
火、煙、焦げ臭離れて119番。消火のために危険な室内へ戻らない
強いガス臭火気と電気スイッチに触れず退避し、契約先へ連絡
建物の傾き、柱・梁の大きな割れ立ち入らず、自治体などの安全確認を待つ
屋根材・外壁・塀が落ちそう落下範囲から離れ、遠景だけを撮る
目立つ構造被害がなく移動できる靴を履き、出口を確保して短時間で記録する

家の外と中は、どの順番で撮ればよい?

撮影は「全体から細部へ」が基本です。接写だけでは、その傷が家のどこにあるか分かりません。反対に全景だけでは、ひびやずれの程度を確認しにくくなります。内閣府は、家の外をなるべく4方向から、家の中を被災した部屋ごとの全景と被害箇所の寄りで撮るよう案内しています。

順番撮るもの残したい情報
1道路側から見た家全体建物、門、周囲との位置関係
2家の外観を前後左右の4方向傾き、外壁、基礎、屋根、窓の被害範囲
3各部屋を入口付近から広く家具を動かす前の配置と部屋全体の状態
4被害箇所を少し離れて壁・床・天井のどこに損傷があるか
5同じ箇所を近くからひび、欠け、ずれ、変形の状態
6設備・家財の表示と全体何が壊れ、どこに置かれていたか

外観では、基礎のひび、外壁の剥がれ、窓や玄関の変形、瓦や屋根材のずれを地上から撮ります。集合住宅では、自室の玄関や窓、室内に加え、共用部の被害は管理者へ連絡します。立入禁止の階段、機械室、屋上へ撮影のために入りません。

室内は、玄関、居間、寝室、台所、洗面所、浴室、トイレなど、被害のある部屋を漏らさないよう順番を決めます。扉が閉まらない、床が浮いた、壁が割れた、天井材が落ちた、配管から漏水したといった変化を、全景と接写の組み合わせで残します。

ひびやずれの大きさは、どう写せば伝わる?

安全に近づける場所なら、同じ損傷を次の3枚で撮ります。

  1. 柱や壁全体が入り、損傷位置が分かる写真
  2. ひびや剥がれの端まで入る写真
  3. メジャーなどを添え、幅や長さを比較できる接写

ロックできるメジャーを使う場合も、ひびへ差し込んだり、外れかけた部材へ触れたりしません。メジャーを当てるのが危険なら、無理をせず近景だけにします。写真とは別に「居間の東側の壁、床から約1m」「余震後に範囲が広がった」など短いメモを残すと、後から画像を照合しやすくなります。

家財は、壊れた物だけの接写にせず、部屋内の位置、製品全体、損傷部分の順で撮ります。電源が入らない機器を何度も通電させたり、水にぬれた機器をコンセントへつないだりしないでください。保証書、購入履歴、型式表示が安全に見られる場合は別に撮ります。

写真は、罹災証明と保険で同じように使える?

用途は同じではありません。罹災証明書は市町村が住家の被害程度を証明する書類で、申請後の被害認定調査に基づいて交付されます。写真は状況説明に役立ちますが、写真だけで交付や「全壊」「半壊」などの区分が決まるとは限りません。受付開始日、対象、必要書類、現地調査の有無は、被災した住所の市町村が出す最新案内を確認します。

損害保険は契約内容と保険会社の確認手順に従います。日本損害保険協会は、地震損害では原則として保険会社の担当者が被害状況を確認し、その前に防犯・安全上の理由などで片付けや修理が必要な場合は、可能な限り損傷箇所を撮るよう案内しています。写真だけで保険金額を自己判断せず、契約先の代理店または保険会社へ早めに連絡してください。

確認先最初に伝えること勝手に決めないこと
市町村被災住所、住家の被害、現在の避難先申請期限、必要写真、調査方法
保険会社・代理店契約者、被災日時、建物・家財の被害修理開始、処分、補償対象、金額
管理会社・大家部屋と共用部、漏水、扉や設備の異常共用設備の復旧、壁・配管の修理
修理事業者危険箇所、応急処置の必要性支援制度を確認する前の本契約

撮った後、画像と壊れた物はどう残す?

元画像は加工せず、スマホ本体に加えてクラウドや別の端末へ複製します。「外観」「居間」「台所」のように場所別のフォルダーを作り、写真番号とメモを対応させます。家族から画像を集める時も、送信アプリで縮小された画像だけでなく、可能なら元の大きさのファイルを残します。

片付けや応急修理を始める場合は、作業前、作業中、作業後を分けて撮り、見積書、契約書、領収書を保管します。危険物や腐敗物などを急いで処分する必要がある時も、安全に可能なら全体と損傷を撮り、品名と数量を一覧にします。ただし、保険会社の確認前に高額な家財を処分する場合は、先に契約先へ相談するのが基本です。

撮影は手続きのための記録であって、危険を冒す理由にはなりません。「4方向・部屋全景・被害の寄り」の3段階を、安全に確認できた範囲だけで残し、あとは自治体と契約先の案内に引き継いでください。

解決アイテム

被害の大きさを写し込めるメジャー

安全に近づける損傷箇所で、ひびやずれの長さを比較できるように写します

PR Amazonで探す

安全確認後の記録作業に使う厚手の手袋

割れ物の近くで手を保護しますが、危険な建物へ入るための装備ではありません

PR Amazonで探す

リンクはAmazonの検索結果です。規格・条件を満たす商品をお選びください。

よくある質問

建物にひびがあっても、写真を撮るためなら入ってよいですか?

建物が傾いている、柱や梁が大きく損傷している、外壁・屋根材が落ちそう、火災・煙・強いガス臭がある場合は入りません。写真より命を守る行動が先です。安全な道路や敷地外から撮れる範囲にとどめ、自治体や消防、建築の専門家による確認を待ってください。

家の外は何枚撮ればよいですか?

枚数に一律の決まりはありません。内閣府は家の外をなるべく4方向から撮るよう案内しています。建物全体が入る写真に加え、外壁、基礎、屋根、玄関、窓など損傷した場所が全体のどこにあるか分かる写真と、状態が分かる接写を残します。

写真があれば罹災証明書を発行してもらえますか?

写真だけで交付や被害区分が決まるとは限りません。罹災証明書は、被災者の申請を受けた市町村が住家の被害認定調査を行い、その結果に基づいて交付します。申請開始日、必要書類、写真の提出方法は自治体ごとに確認してください。

地震保険では必ず写真が必要ですか?

契約先の確認方法によります。日本損害保険協会は、原則として保険会社の担当者が被害状況を確認し、確認前に片付けや修理が必要な場合は事前に可能な限り損傷箇所を撮影するよう案内しています。まず代理店または保険会社へ連絡してください。

すでに片付け始めてしまった場合はどうしますか?

残っている被害を現在の状態で撮り、片付け前に家族が撮った写真や動画、防犯カメラ画像、修理前後の写真、見積書、領収書、処分した物の一覧があれば保管します。過去の状態を再現した写真は作らず、いつ撮った何の画像かを分けて説明してください。

PR被害の大きさを写し込めるメジャー Amazonで探す