家庭の備蓄量の計算早見表【人数×日数】
結論・要約
まず家族の人数×日数で、水は1人1日3L、食料は1日3食、携帯トイレは1日5回を掛けます。4人・7日なら水84L、食料84食、トイレ140回分が目安です。最低3日分を先に確保し、自治体の避難情報や持病・乳幼児などの事情に合わせて増やします。
災害が起きたら、最初にどこへ確認・相談しますか?
浸水、倒壊、火災、土砂災害などが迫っている場合は、備蓄を取りに戻らず、自治体の避難情報に従って安全な場所へ移動します。火災やけが、閉じ込めがあるときは119、避難所の開設や給水場所は市区町村の防災情報で確認してください。断水や停電が長引くと、在宅避難でも水・食料・トイレが同時に不足します。備蓄量は「家族の人数×想定日数」で先に数字にすると、買い忘れを見つけやすくなります。
人数×日数で、何をどう計算しますか?
基本式は、必要量=1人あたりの1日量×人数×日数です。まず最低3日分を作り、収納や予算に余裕があれば7日分へ広げます。政府の防災情報では、水は1人1日3L、食料は最低3日分、できれば1週間分が目安とされています。これは「大人だけの標準量」なので、乳児のミルク、離乳食、アレルギー対応食、服薬用の水、ペットの餌は別に足します。
| 品目 | 1人・1日あたりの計算基準 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|---|
| 飲料・調理用水 | 3L | 9L | 21L |
| 食料 | 3食 | 9食 | 21食 |
| 携帯トイレ | 5回 | 15回 | 35回 |
| トイレットペーパー | 5〜6回相当を目安に家庭で確認 | 使用量×3日 | 使用量×7日 |
例えば2人なら3日分の水18L・食料18食・トイレ30回分、4人なら水36L・食料36食・トイレ60回分です。7日分では4人で水84L、食料84食、トイレ140回分になります。2Lの水だけでそろえるなら、4人7日分は42本相当です。重くて一人で運べないため、容器の大きさを分け、収納場所も複数にします。
水と食料で、どんな失敗が起きやすいですか?
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水を飲料分だけで数える。3Lは飲み水と調理用水を含む目安です。洗面・手洗い・清掃の生活用水は別にし、給水を受ける容器やポリ袋も用意します。水の配給があっても、容器がなければ運べません。
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食料を主食だけで埋める。ご飯やパンだけを84食そろえても、食べ慣れない、味に飽きる、たんぱく源がないという問題が起きます。主食、缶詰などの副食、開封してすぐ食べられる物を分け、加熱不要の食品を必ず混ぜます。カセットコンロを使う食料には、必要な水と燃料も対応させます。
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冷蔵庫の中身を備蓄に数える。停電直後に食べられる食品は役立ちますが、復旧までの期間や季節で条件が変わります。冷蔵庫の食品を7日分に含めず、常温で保管できる食品を別に確保します。乳幼児用食品やアレルギー対応食を「支援物資で届くはず」と見込むのも危険です。
携帯トイレは、なぜ水・食料と同じ計算が必要ですか?
断水していても排水管が使えるとは限りません。地震後に集合住宅の排水設備が損傷していると、流した水が逆流したり、下階へ漏れたりするおそれがあります。管理会社や自治体から安全確認が出るまでは、便器に水を流さず、便器に設置する携帯トイレを使う判断が必要です。判断に迷ったら、建物の管理窓口や自治体に確認してください。
数は1人1日5回×人数×日数で計算します。4人7日なら140回分です。凝固剤と袋が1回分ずつ入っているか、使用済みを密閉する外袋があるか、手袋・消臭用品・汚物を置く場所があるかを点検します。携帯トイレを買っただけで、装着方法を試していない、使用済み袋の保管先がない、トイレの扉を閉めるための照明がない、という失敗も起きます。
ローリングストックを、何日ごとに回しますか?
普段食べるレトルト食品、缶詰、乾麺、飲料などを少し多めに買い、古い物から使って使った分を補充します。棚の手前に期限の近い物、奥に新しい物を置き、月1回は棚を見ます。半年に一度は、人数・日数・食物アレルギー・乳幼児用品・ペット用品をまとめて点検すると、家族構成の変化にも追いつけます。
水は期限だけでなく、容器の破損、置き場所の温度、取り出しやすさを見ます。食品は実際に開封し、湯や水が必要な時間、缶切りの要否、食べ残しの処理まで確認します。携帯トイレは一部を訓練用に使い、便器への取り付け方を家族で共有します。
家庭備蓄の点検表
| 点検対象 | 3日分をそろえた状態 | 7日分へ増やすときの追加確認 |
|---|---|---|
| 水 | 人数×9Lを確保 | 容器を分散し、給水用容器も準備 |
| 食料 | 人数×9食を確保 | 加熱不要・個別対応食を増やす |
| トイレ | 人数×15回分を確保 | 収納場所、外袋、手袋、照明を追加 |
| 回転管理 | 古い物から使う | 半年ごとに人数・期限・食べ方を再点検 |
停電時の照明・通信・電源は停電への備えの優先順位で、電池や充電器の組み合わせは防災グッズの電源をそろえる順番で確認できます。地震で家具や収納が使えなくなる可能性まで考えるなら、家具の地震対策もあわせて、寝室と避難経路から備蓄の置き場所を決めてください。
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よくある質問
水は1人何L備蓄すればよいですか?
飲料水と調理用水を合わせて、1人1日3Lが目安です。最低3日分なら1人9L、7日分なら21Lになります。乳幼児、介助が必要な人、服薬や食事に水が必要な人がいる家庭は、普段の使用量を確認して上乗せします。生活用水や手洗い用の水は別に考えます。
4人家族の7日分はどれくらいですか?
目安は水84L、食料84食、携帯トイレ140回分です。水84Lは2L容器なら42本相当ですが、収納や持ち運びを考えて分散します。食料は同じ主食だけにせず、開封して食べられる物や加熱用の水が少ない物も組み合わせます。
食料は何食分を備蓄すればよいですか?
1人1日3食で計算します。3日分なら1人9食、7日分なら21食です。主食だけでなく、たんぱく源、野菜・果物に相当する食品、間食や飲料も普段食べる物から組み込みます。アレルギー、乳幼児、高齢者、ペットの分は家族の人数計算に含めず別枠で確認します。
携帯トイレは1人何回分必要ですか?
1人1日5回を目安にします。3日分なら15回、7日分なら35回です。4人家族の7日分は140回分になります。集合住宅では排水管の安全確認前に水洗トイレを使えない場合があるため、断水だけでなく排水設備の停止も想定して備えます。
ローリングストックはどう回しますか?
普段食べる食品や飲料を少し多めに買い、古い物から使い、使った分を次の買い物で補充します。棚の奥に期限の近い物を残さないよう、購入日ではなく賞味期限の順に前へ並べます。年2回は数量と期限を家族で点検し、食べ方や加熱方法も試します。
水や食料を置く場所が足りない場合はどうしますか?
一か所に集中させず、玄関近く、寝室から離れた安全な収納、車内以外の涼しい場所などに分けます。重量物を高い棚へ置く、避難経路をふさぐ、直射日光の当たる場所に食品を積むのは避けます。収納できる3日分を先に確保し、7日分は分散して段階的に増やします。
