キャンバス・額縁の号数早見表【F/P/M/S→cm】
結論・要約
号数は同じでもF・P・M・Sで横幅が変わります。たとえば10号はFが53.0×45.5cm、Pが53.0×41.0cm、Mが53.0×33.3cm、Sが53.0×53.0cmです。額縁は号数ではなく作品の実寸と額縁内寸を照合し、マットを使うなら窓寸も別に計算します。
キャンバスの号数は何cm?最初にF・P・M・Sを確認します
キャンバスの「10号」「20号」は大きさの呼び名ですが、号数だけでは縦横寸法が決まりません。F・P・Mは同じ長辺を基準に短辺の比率が違い、Sは正方形です。たとえば10号でも、Fは人物画向け、Pは風景画向け、Mは横長の海景画向け、Sは正方形になります。
額縁や収納場所を決めるときは、商品名の「F10号対応」だけを見ず、作品の実寸をメジャーで測ります。キャンバスは木枠の外側を、縦・横・厚みの3方向で測るのが基本です。張り込みの布が少し出ている場合や、裏側の金具がある場合は、額縁の収納可能寸法に収まるかも確認します。
F・P・M・S号のcm換算はこの表で確認できます
下表は標準的な支持体寸法をmmからcmに直した目安です。数字は「縦×横」で、額縁を横長に使う場合は向きを入れ替えて考えます。すべての号数にP・Mがあるわけではなく、0号やサムホールは特に規格の有無を確認してください。
| 号数 | F号 | P号 | M号 | S号 |
|---|---|---|---|---|
| 0号 | 18.0×14.0cm | - | - | 18.0×18.0cm |
| 4号 | 33.3×24.2cm | 22.0×33.3cm | 19.0×33.3cm | 33.3×33.3cm |
| 6号 | 41.0×31.8cm | 27.3×41.0cm | 24.2×41.0cm | 41.0×41.0cm |
| 8号 | 45.5×38.0cm | 33.3×45.5cm | 27.3×45.5cm | 45.5×45.5cm |
| 10号 | 53.0×45.5cm | 41.0×53.0cm | 33.3×53.0cm | 53.0×53.0cm |
| 12号 | 60.6×50.0cm | 45.5×60.6cm | 41.0×60.6cm | 60.6×60.6cm |
| 20号 | 72.7×60.6cm | 53.0×72.7cm | 50.0×72.7cm | 72.7×72.7cm |
| 30号 | 91.0×72.7cm | 65.2×91.0cm | 60.6×91.0cm | 91.0×91.0cm |
たとえば置き場所の幅が60cmなら、F12号の長辺60.6cmはそのままでは収まりません。数mmの差でも、額縁の枠や壁面の余裕が加わるため、設置場所から逆算する場合は作品の長辺だけでなく額縁外寸を見ます。
額縁の内寸・外寸・窓寸はどう使い分けますか?
額縁の寸法は主に3種類あります。内寸は作品やマットが入る空間、外寸は枠を含む一番外側、窓寸は正面から見える開口部です。キャンバスをそのまま入れるなら内寸と収納可能サイズ、壁面に置けるかは外寸、紙作品をマットで飾るなら窓寸を見ます。
失敗しやすいのは「内寸40×50cm」の額を、外寸も40×50cmだと思うことです。実際には枠幅が加わるため外寸はもっと大きくなります。また、額縁の内寸が作品とまったく同じだと、個体差や出し入れのための余裕がなく、角が当たることがあります。作品の実測値、額縁の内寸、収納できる厚みを同じ表に書き出してから選びます。
マットの余白はどの式で計算しますか?
マットを使う場合は、額縁内寸と作品サイズを直接比べません。まず額縁内寸からマット外寸を決め、マットに開ける窓寸を作品より少し小さくします。基本式は次の通りです。
左右の余白=(マット外寸の横−窓寸の横)÷2
上下の余白=(マット外寸の縦−窓寸の縦)÷2
内寸40×50cmの額に、マット外寸39.8×49.8cmを入れ、窓寸30×40cmにする例では、左右の余白は4.9cm、上下の余白は4.9cmです。窓は作品の端を隠すため、紙作品なら四辺を少なくとも数mm内側に設定します。絵柄を隠したくない場合は、窓寸を大きくするのではなく、作品全体が見えるフロートマウント等の方式を額装店に相談します。
マット外寸は額縁内寸ぴったりではなく、出し入れや温湿度によるわずかな変化を考えて数mm小さくするのが一般的です。既製品は寸法の定義が商品ごとに違うため、マット付きの額縁を寸法から探すときも、商品画像の「外寸」「内寸」「窓寸」を別々に確認してください。
号数を間違えたときの失敗は何ですか?
1つ目は、F10号とP10号を同じ大きさだと思うことです。長辺は同じ53.0cmでも短辺は45.5cmと41.0cmで、余白や絵の比率が変わります。2つ目は、S号をF号用の額に入れようとすることです。S10号は53.0×53.0cmなので、正方形用の内寸が必要です。3つ目は、額縁の外寸だけで壁に掛かると思い、金具や枠幅を含む設置スペースを測らないことです。4つ目は、キャンバス用の深さを確認せず、薄い紙作品用の額を選ぶことです。
購入前は「号数→F/P/M/S→作品の縦横厚み→額縁内寸・収納可能サイズ→外寸」の順に確認します。額縁の規格表示と実寸が食い違う場合は、販売元に寸法図を確認し、号数の推測だけで注文しないのが安全です。
キャンバスや額縁は、同じ号数でも規格の種類と構造で合う寸法が変わります。迷ったら、作品の実測値を伝えたうえで額装店に相談してください。
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よくある質問
10号キャンバスは何cmですか?
長辺が同じとは限らないため、種類を確認します。10号はFが53.0×45.5cm、Pが53.0×41.0cm、Mが53.0×33.3cm、Sが53.0×53.0cmです。F10号用の額縁にP10号を入れることはできない場合があります。
F号・P号・M号・S号は何が違いますか?
Fは人物、Pは風景、Mは海景を想定した縦横比の規格で、Sは正方形です。号数が同じでも短辺が異なります。実際に購入するときは、号数だけでなくF/P/M/Sの記号と縦横の実寸をセットで確認してください。
額縁の内寸と外寸はどちらを見ればよいですか?
作品が入るかの判断は額縁の内寸、壁に掛けたときの大きさや設置場所の確認は外寸を見ます。キャンバスをそのまま入れる場合は、作品の外形より内寸が少し大きい額を選び、厚みや裏側の固定方式も確認します。
マットの余白は何cmにすればよいですか?
見せたい作品の幅・高さを窓寸、額縁内寸からマット外寸を引いた残りを余白として計算します。たとえば内寸40×50cm、窓寸30×40cmなら左右と上下の余白は各5cmです。上下を少し広くする場合は、窓寸を中央からずらして指定します。
キャンバスの号数と額縁の号数が違うのはなぜですか?
キャンバスの号数は支持体の規格、額縁の号数表示は収納できる作品寸法の目安として使われるため、厚みや構造によって一致しないことがあります。購入前に額縁の収納可能サイズ、内寸、深さを確認し、販売ページの寸法図を優先してください。
