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網戸の張り替えと虫の侵入対策(メッシュの選び方)

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結論・要約

標準的な引き違い網戸なら、網・押さえゴム(ビート)・ローラーがあれば自分で張り替えられます。網の目の細かさ(メッシュ)は数字が大きいほど目が細かく小さな虫を通しにくくなります。隙間からの侵入は網の破れだけでなく、サッシ枠のモヘア(毛状の隙間材)の劣化も原因です。高所や大型のサッシ、外れない網戸は無理をせず業者に相談してください。

まず破れか隙間か、原因を確認しましょう

「虫が入る」原因は網の破れだけではありません。直す前に、どこから入っているかを確認すると無駄な作業を避けられます。

  1. 網そのものを見る: 破れ・穴・たるみ・硬化(ひび割れ)がないか
  2. 網戸とサッシの隙間を見る: 閉めたときに枠との間に隙間が空いていないか
  3. モヘアを確認する: 網戸の縦枠についた毛状の隙間材(モヘア)がすり減って隙間ができていないか
  4. 閉まり位置を確認する: 網戸が戸車のずれなどで正しく閉まらず、隙間が残っていないか

破れていれば張り替えや補修、隙間が原因ならモヘアの貼り替えや位置調整、と対処が変わります。


網戸の張り替え手順(標準的な引き違い窓)

標準的な引き違い網戸は、道具をそろえれば自分で張り替えられます。安全のため、外せる網戸は外して平らな場所で作業してください。

用意する物

  • 張り替え用の網(メッシュを選ぶ。後述の早見表参照)
  • 押さえゴム(ビート。枠の溝幅に合った太さを選ぶ)
  • 網戸用ローラー、カッター、はさみ、洗濯ばさみ数個

手順

  1. 古い押さえゴムを端から引き抜き、古い網を外す
  2. 枠の溝のゴミを取り除く
  3. 新しい網を枠より大きめにかぶせ、四隅を洗濯ばさみで仮留めする
  4. 張り替え用の網と押さえゴムを、ローラーで溝に押し込みながら一辺ずつ固定する
  5. 網がたるまず、張りすぎて枠が反らない程度に整える
  6. 余った網をカッターで溝の外側に沿って切り落とす

張りすぎると枠が反り、たるむと隙間や見た目の問題が出ます。「たるまず・反らせず」が仕上がりの目安です。


破れていないのに虫が入る時(モヘアの劣化)

網に異常がないのに虫が入る場合、サッシ枠と網戸の間のモヘア(毛状の隙間材)の劣化が疑われます。モヘアは経年でつぶれたり抜けたりして、そこに隙間ができます。

  • 網戸を閉めた状態で、枠との合わせ目に光が漏れる・指が入る隙間がないか確認する
  • すり減っていれば、貼り替え用のモヘアテープで補修できます。古いモヘアを剥がし、溝の幅・高さに合うものを貼ります
  • 網戸の戸車がずれて閉まり位置が悪い場合は、戸車の高さ調整ネジで位置を直すと隙間が解消することがあります

小さな虫(コバエ・小蚊)は数mmの隙間でも通ります。網の対策と合わせて、隙間をふさぐことが侵入防止の要です。


網の目(メッシュ)の選び方 早見表

メッシュ網目の細かさ通しにくい虫の目安風通し・視界
18メッシュ標準一般的な蚊・ハエ良い
20メッシュやや細かい蚊・小さめのハエ良い
24メッシュ細かい小さな虫・小蚊やや落ちる
30メッシュとても細かいコバエなど微小な虫落ちる

読み方のポイント

  • メッシュは1インチ(約2.5cm)あたりの網目の数。数字が大きいほど目が細かく、小さな虫を通しにくくなります
  • 一般住宅は18〜20メッシュが標準です。コバエなど微小な虫が気になる場所だけ細かいものにする使い分けも有効です
  • 目が細かいほど風通しと視界はやや落ちます。設置場所の用途に合わせて選んでください
  • ペットがいる家庭や破れやすい場所には、太い糸の破れにくいタイプという選択肢もあります

虫の侵入経路を点検するチェックリスト

網戸を直しても、ほかに入口があれば虫は入ってきます。次の箇所も合わせて点検してください。

  • 網戸の重なり部分: 引き違い窓で網戸を閉めた時、左右の重なりに隙間ができていないか
  • サッシ下のレール: 戸車部分や水抜き穴から小さな虫が入ることがある
  • 玄関・勝手口の開閉: 出入りのたびに侵入する。開閉を短くする
  • エアコンの配管穴・換気口: パテの欠けや防虫キャップの劣化がないか
  • 排水口・通気口: コバエは水回りから室内へ上がってくることがある(網戸とは別経路)

なお、2階以上の高い窓、大きな掃き出し窓、外れない・はめ込み式の網戸は、無理に作業するとケガや転落の危険があります。手が届きにくい・重い・外し方が分からない場合は無理をせず、建具店やリフォーム業者に相談してください。

解決アイテム

張り替え用の網(メッシュ表示つき)

標準的な目の細かさ。小さな虫が気になる場合は24メッシュ以上を選びます

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押さえゴム(ビート)と専用ローラー

網を枠の溝に固定する材料と工具。ゴムの太さは枠の溝に合わせて選びます

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隙間補修用のモヘアテープ

サッシ枠の毛状の隙間材がすり減った時に、貼り替えて虫の侵入を防ぎます

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よくある質問

網戸の張り替えは初めてでもできますか?

標準的な引き違い網戸であれば、初めてでも張り替えられることが多いです。必要なのは網・押さえゴム(ビート)・専用ローラー・カッターです。網をピンと張りすぎると枠が反るので、たるみすぎず張りすぎずが目安です。不安なら最初は小さい窓で練習するとコツがつかめます。

網の目(メッシュ)は何を選べばいいですか?

メッシュは1インチあたりの網目の数で、数字が大きいほど目が細かく小さな虫を通しにくくなります。一般的な住宅では18〜20メッシュが標準です。小さな虫(コバエ・小蚊)が気になるなら24〜30メッシュなど細かいものがありますが、目が細かいほど風通しと視界はやや落ちます。

網は破れていないのに虫が入ってきます。

サッシ枠と網戸の間にある「モヘア」と呼ばれる毛状の隙間材が劣化・すり減っていると、そこから虫が侵入します。モヘアは経年でつぶれたり抜けたりするため、隙間ができていれば貼り替え用のモヘアテープで補修できます。網戸の閉まり位置がずれていないかも確認してください。

ペット用の丈夫な網はありますか?

ポリエステル製の太い糸を使ったペット対応・破れにくいタイプの網があります。引っかき傷に強い反面、通常の網より風通しがやや落ちる場合があります。ペットがいる家庭や、お子さんが触れて破れやすい場所には選択肢になります。

張り替え以外で破れを応急処置できますか?

小さな破れなら、網戸用の補修シート(貼るタイプ)で一時的にふさげます。あくまで応急処置で、広い破れや劣化した網全体には向きません。破れが広がっている・網が硬化している場合は、張り替えを検討した方が長持ちします。