洗濯表示の記号早見表【JIS L0001・新しい洗濯マークの意味】
結論・要約
現在の洗濯表示は2016年12月施行のJIS L0001で、国際規格ISOに合わせた記号です。「桶=洗い方」「三角=漂白」「四角=乾燥」「アイロン=アイロン」「丸=クリーニング」の5つの基本記号に、点・線・バツなどの付加記号が組み合わさります。桶の中の数字は洗濯液の上限温度、点はアイロンの温度を表し、バツ印はその処理ができないことを示します。
新しい洗濯表示とは — JIS L0001の基本
衣類のタグに付いている洗濯表示は、2016年12月1日施行のJIS L0001に基づくものに変わりました。国際規格(ISO 3758)に合わせたため、以前より記号の種類が増え、日本語の説明文がなく記号だけになっています。海外の衣類とも共通の見方ができるのが特徴です。
表示は5つの基本記号に、温度や強さを示す付加記号(点・線・数字・バツ)が組み合わさって成り立ちます。まずこの5つの基本記号の意味を押さえると、初めて見る記号でも読み解けます。
5つの基本記号 早見表
これがこのページの核です。記号の「形」と「意味」をまず対応させてください。
| 基本記号 | 形 | 表す処理 | 主な付加記号 |
|---|---|---|---|
| 洗い方 | 桶(おけ) | 家庭での洗濯 | 中の数字=液温上限、下の横線=弱さ、手=手洗い |
| 漂白 | 三角 | 漂白剤の使用可否 | 斜線2本=酸素系のみ、バツ=不可 |
| 乾燥 | 四角 | 乾燥のしかた | 中の円=タンブル乾燥、線=自然乾燥の向き |
| アイロン | アイロンの形 | アイロンがけ | 中の点の数=温度上限 |
| クリーニング | 丸 | 商業クリーニング | 中の文字=溶剤の種類、バツ=不可 |
読み方の大原則: 記号に**バツ印(×)**が重なっていたら「その処理はできない」という意味です。タグには複数の記号が並ぶので、すべての指示に従ってください。
数字・点・線の意味 — 付加記号の読み方
基本記号に付く数字・点・線は、温度や強さの段階を表します。
| 付加記号 | 付く場所 | 意味 |
|---|---|---|
| 数字(30/40/60等) | 桶の中 | 洗濯液の最高温度(上限) |
| 横線1本 | 桶の下 | 弱い洗い方 |
| 横線2本 | 桶の下 | さらに弱い洗い方 |
| 点1つ | アイロンの中 | 低温(上限の目安が低い) |
| 点2つ | アイロンの中 | 中温 |
| 点3つ | アイロンの中 | 高温 |
| 点1つ | 四角+円の中 | タンブル乾燥・低めの温度 |
ポイント: 数字や点は「上限」を示します。表示より高い温度は生地を傷める恐れがあるため避け、表示の範囲内で扱ってください。弱い洗い方が指定された服は、仕分け用の洗濯ネットに入れて分けて洗うと傷みにくくなります。
自然乾燥(干し方)の記号
四角の中の線は、干し方の向きと場所を表します。室内干し・日陰の指定もここで読み取れます。
| 記号の特徴 | 干し方 |
|---|---|
| 四角に縦線1本 | つり干し |
| 四角に縦線2本 | ぬれつり干し(脱水控えめ) |
| 四角に横線1本 | 平干し |
| 四角に横線2本 | ぬれ平干し |
| 左上に斜線 | 日陰で干す |
型くずれしやすい服: 平干しの指定がある衣類は、ハンガーでつるすと伸びることがあります。指定の向きを守ると形を保ちやすくなります。
旧表示(2016年11月以前)との対照
旧い表示は形・数が異なる別体系です。代表的な対応の目安を示します(完全な互換ではないため、迷う場合は新表示の意味で判断してください)。
| 処理 | 旧表示の例 | 新表示(JIS L0001) |
|---|---|---|
| 洗濯 | 「洗濯機」「手洗イ」+温度の数字 | 桶+数字、桶+手 |
| 漂白 | 「エンソサラシ」三角 | 三角(斜線2本で酸素系のみ等) |
| 乾燥 | 干し方の絵 | 四角+線(円でタンブル乾燥) |
| アイロン | アイロン+「高・中・低」 | アイロン+点1〜3 |
| クリーニング | 「ドライ」丸 | 丸+文字 |
弱い洗い方や手洗いが指定された衣類は、家庭ではおしゃれ着用の中性洗剤を使うと生地への負担を抑えられます。
まとめ: 新しい洗濯表示は「桶・三角・四角・アイロン・丸」の5記号が土台。数字や点は上限、バツは不可を意味します。記号は複数並ぶので、すべての指示に従うことが衣類を長持ちさせる近道です。表示の解釈や素材に迷う場合は、クリーニング店など専門家に相談してください。
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よくある質問
桶のマークの中の数字は何を表していますか?
桶(洗い方)の記号の中の数字は、洗濯液の最高温度の上限を示します。例えば40なら液温40度を上限に洗えます。桶の下に引かれた横線は洗濯の強さを表し、線なしは通常、横線1本は弱め、2本はさらに弱い洗い方を意味します。桶に手が入った記号は手洗いができることを示します。
三角のマークは何を意味しますか?
三角は漂白の可否を表します。何も入っていない白い三角は塩素系・酸素系のどちらの漂白剤も使えること、斜線2本が入った三角は酸素系漂白剤だけ使えること(塩素系は不可)、バツ印の三角は漂白できないことを示します。色柄物は塩素系で色落ちする恐れがあるため、この記号の確認が役立ちます。
四角のマークは乾燥の意味だと聞きました。詳しく教えてください。
四角は乾燥に関する記号です。四角の中に円があるものはタンブル乾燥(乾燥機)の可否で、中の点の数で温度の上限が変わります。円のない四角に縦線・横線が入ったものは自然乾燥の方法を示し、縦線はつり干し、横線は平干し、斜線は日陰を意味します。バツ印は乾燥機が使えないことを表します。
旧い洗濯表示しか覚えていません。対応は分かりますか?
2016年11月以前の旧表示は記号の形や数が異なり、新表示とは別体系です。旧表示は「桶に水・温度」「手洗イ」「エンソサラシ」など日本語併記がありましたが、新表示は記号のみで国際規格に合わせています。本文の対照表で代表的な対応を確認できますが、完全な互換ではないため、迷う場合は新しい表示の意味で判断してください。
バツ印(×)が付いた記号はどう扱えばいいですか?
記号にバツ印が重なっているものは、その処理が「できない」ことを示します。例えばアイロンの記号にバツならアイロン不可、四角に円とバツならタンブル乾燥不可です。バツ印の処理を行うと生地を傷める恐れがあるため、必ず避けてください。複数の記号を確認し、すべての指示に従うことが衣類を長持ちさせるコツです。