洗濯表示の記号早見表【JIS L0001・新しい洗濯マークの意味】
結論・要約
現在の基準はJIS L0001:2024です。「おけ=家庭洗濯」「三角=漂白」「四角=乾燥」「アイロン=アイロン」「丸=商業クリーニング」の5基本記号を読みます。数字は洗濯液の上限温度、線は処理の弱さ、点は乾燥・アイロン温度、×は不可です。2024年版では30℃手洗いと、120℃上限・スチームなしのアイロン記号が追加されました。
2024年版で追加・変更された記号はどれですか?
現在の基準はJIS L0001:2024です。2024年8月20日に30℃上限の手洗いと、120℃上限・スチームなしのアイロン記号が追加されました。アイロンの上限も120℃・160℃・210℃へ変わっています。
| 記号 | 2024年版の変更 |
|---|---|
| 番号111を追加。液温30℃まで手洗いできる | |
| 番号511を追加。底面120℃まで、スチームなしでアイロンできる |
番号110・100・200・500は形も微修正されています。古いタグは表示当時の条件で読み、現行温度へ勝手に読み替えないでください。
最初に見る5つの基本記号
タグは原則として、洗濯・漂白・乾燥・アイロン・商業クリーニングの順です。まず外形を見れば、何の処理かを切り分けられます。
| 記号の例 | 基本記号 | 読む部分 |
|---|---|---|
| おけ=家庭洗濯 | 数字は液温上限、下線は処理の強さ、手は手洗い | |
| 三角=漂白 | 斜線は酸素系のみ、×は漂白不可 | |
| 四角=乾燥 | 円はタンブル乾燥、縦・横線は干し方 | |
| アイロン形=アイロン | 点の数は底面温度の上限 | |
| 丸=商業クリーニング | P・F・Wは処理方法、下線は処理の強さ |
×が重なれば、その処理はできません。数字と点は「推奨温度」ではなく超えてはいけない上限です。
5基本記号のどれかがタグにない場合、JISでは、その基本記号に属するすべての処理が可能という扱いです。ただし、印刷が擦れて読めない状態は「記号が省略されている」のとは違います。判別できない記号を都合よく読み飛ばさず、購入元や表示者へ確認してください。
家庭洗濯と漂白の記号早見表
家庭洗濯
| 記号 | 番号 | 意味 |
|---|---|---|
| 190 | 95℃まで、通常の洗濯 | |
| 170 | 70℃まで、通常の洗濯 | |
| 160 | 60℃まで、通常の洗濯 | |
| 161 | 60℃まで、弱い洗濯 | |
| 150 | 50℃まで、通常の洗濯 | |
| 151 | 50℃まで、弱い洗濯 | |
| 140 | 40℃まで、通常の洗濯 | |
| 141 | 40℃まで、弱い洗濯 | |
| 142 | 40℃まで、非常に弱い洗濯 | |
| 130 | 30℃まで、通常の洗濯 | |
| 131 | 30℃まで、弱い洗濯 | |
| 132 | 30℃まで、非常に弱い洗濯 | |
| 110 | 40℃まで、手洗い | |
| 111 | 30℃まで、手洗い | |
| 100 | 家庭で洗濯できない |
下線1本は弱い処理、2本は非常に弱い処理です。弱い洗い方の衣類は、仕分け用の洗濯ネットで他の衣類と分けます。
漂白
| 記号 | 番号 | 意味 |
|---|---|---|
| 220 | 塩素系・酸素系漂白剤を使える | |
| 210 | 酸素系のみ使える。塩素系は不可 | |
| 200 | 漂白できない |
乾燥の記号早見表
タンブル乾燥
| 記号 | 番号 | 意味 |
|---|---|---|
| 320 | 排気温度80℃まで | |
| 310 | 排気温度60℃まで | |
| 300 | タンブル乾燥できない |
自然乾燥
| 記号 | 番号 | 干し方 |
|---|---|---|
| 440 | つり干し | |
| 445 | 日陰でつり干し | |
| 430 | ぬれつり干し | |
| 435 | 日陰でぬれつり干し | |
| 420 | 平干し | |
| 425 | 日陰で平干し | |
| 410 | ぬれ平干し | |
| 415 | 日陰でぬれ平干し |
縦線はつるす、横線は平らに置く、2本線は脱水しない「ぬれ干し」、左上の斜線は日陰です。平干し指定の衣類をハンガーにつるすと伸びることがあります。
ぬれ干しは洗濯後に脱水しないため、水滴が落ちてもよい場所で行います。日陰指定は直射日光を避け、風が通る場所を選びます。
アイロンとクリーニングの記号早見表
アイロン
| 記号 | 番号 | 意味 |
|---|---|---|
| 530 | 底面温度210℃まで | |
| 520 | 底面温度160℃まで | |
| 510 | 底面温度120℃まで | |
| 511 | 120℃まで、スチームなし | |
| 500 | アイロンできない |
点1つだけなら「スチーム禁止」とは限りません。スチーム不可は番号511のように、蒸気へ×を重ねた記号で示します。
商業クリーニング
| 記号 | 番号 | 意味 |
|---|---|---|
| 620 | Pの溶剤で通常処理 | |
| 621 | Pの溶剤で弱い処理 | |
| 610 | Fの溶剤で通常処理 | |
| 611 | Fの溶剤で弱い処理 | |
| 600 | ドライクリーニング不可 | |
| 710 | ウエットクリーニング・通常 | |
| 711 | ウエットクリーニング・弱い | |
| 712 | ウエットクリーニング・非常に弱い | |
| 700 | ウエットクリーニング不可 |
P・F・Wは家庭で選ぶコースではなく、クリーニング店向けの処理指定です。
旧表示と現行表示はどう見分けますか?
| 世代 | 見分ける手掛かり | 注意 |
|---|---|---|
| 2016年11月以前 | 「洗濯機」「手洗イ」「エンソサラシ」「高・中・低」などの日本語 | 現行記号と完全な1対1対応ではない |
| 2016年12月以降 | おけ・三角・四角・アイロン・丸 | 当時のアイロン上限は110℃・150℃・200℃ |
| 2024年8月20日以降 | 30℃手洗いとスチームなしアイロンを追加 | 現行のアイロン上限は120℃・160℃・210℃ |
手洗いや弱い処理の指定には、家庭ではおしゃれ着用の中性洗剤が向きます。どの世代でも、その衣類に付いている記号を優先してください。
記号画像は消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」の配布画像をもとに、コマリラボが表示サイズと配置のみ調整しました(2026年7月31日利用)。
解決アイテム
リンクはAmazonの検索結果です。規格・条件を満たす商品をお選びください。
よくある質問
桶のマークの中の数字は何を表していますか?
おけの中の数字は洗濯液の最高温度です。例えば40なら40℃を上限に洗います。下の横線1本は弱い処理、2本は非常に弱い処理です。JIS L0001:2024には40℃上限の手洗いに加え、横線付きの手の形で30℃上限・非常に弱い手洗いを示す記号が追加されています。
三角のマークは何を意味しますか?
三角は漂白の可否を表します。何も入っていない白い三角は塩素系・酸素系のどちらの漂白剤も使えること、斜線2本が入った三角は酸素系漂白剤だけ使えること(塩素系は不可)、バツ印の三角は漂白できないことを示します。色柄物は塩素系で色落ちする恐れがあるため、この記号の確認が役立ちます。
四角のマークは乾燥の意味だと聞きました。詳しく教えてください。
四角は乾燥処理です。四角の中に円があるものはタンブル乾燥で、点2つは排気温度の上限80℃、点1つは60℃、×はタンブル乾燥不可です。円のない四角の縦線はつり干し、横線は平干し、線2本は脱水しないぬれ干し、斜線は日陰を示します。
アイロンの点1つ・2つ・3つは何度ですか?
JIS L0001:2024では、点1つが底面温度120℃、点2つが160℃、点3つが210℃の上限です。点1つだけでスチーム禁止とは限りません。120℃上限でスチームを使えない場合は、2024年に追加されたスチーム禁止を表す別の記号で示します。
旧い洗濯表示しか覚えていません。対応は分かりますか?
2016年11月以前の旧表示は記号の形や数が異なり、新表示とは別体系です。旧表示は「桶に水・温度」「手洗イ」「エンソサラシ」など日本語併記がありましたが、新表示は記号のみで国際規格に合わせています。本文の対照表で代表的な対応を確認できますが、完全な互換ではないため、迷う場合は新しい表示の意味で判断してください。
バツ印(×)が付いた記号はどう扱えばいいですか?
記号にバツ印が重なっているものは、その処理が「できない」ことを示します。例えばアイロンの記号にバツならアイロン不可、四角に円とバツならタンブル乾燥不可です。バツ印の処理を行うと生地を傷める恐れがあるため、必ず避けてください。複数の記号を確認し、すべての指示に従うことが衣類を長持ちさせるコツです。
